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あなたに褒められたくて

今週火曜日の朝、夢に父親が出てきた。 遺体の安置所のような場所におれはいた。目の前には父親の兄(おれの伯父さん)の遺体が横たわっている。白装束で、真っ白な布団が胸まで掛けられている。伯父さんの左の頬には老人性の大きな染み […]

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手紙(承前4)

 父の文箱に入っていた手紙をやっと判読し終えた。鉛筆の字は時が経つと薄くなり、ほとんど読めなくなる。夜なべ仕事に少しずつ解読していった。シンドい作業だった。 その後の父親(手紙の中の「坊ちゃん」)について記しておく。岡崎 […]

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手紙(承前3)

手紙を書き出してから、もう随分と経ってしまいました。ちょっとずつしか書けないのです。字を書くことはもともと苦手ですし、働きづめに働いて、毎日ほんの少ししか好きに使える間がないのです。でも今日こそちゃんと書きたいことを書い […]

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手紙(承前2)

 坊ちゃん。  坊ちゃんは善良すぎます。人を信じすぎです。そうして坊ちゃんは頭でっかちです。  本当のことを教えてさしあげます。   7月18日に私はこの街にやってきまました。置屋さんに住み込むことになったのです。身売り […]

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