レパートリーシステム

芝居をつくりたくなってきた。

せっかくいつでも打てる小屋があるんだから。新作も作れりゃ作りたい。が、つらつら寝ながら考えたんだが、これまでに山ほど芝居を作ってきて、再演してもいいなと思える芝居もいくつかある。それを今月はこれ、来月はこれ、という形で月替わりで上演していったらさぞかし楽しかろうと思いついてしまった。

いわゆる「レパートリーシステム」ってやつだ。

井口時次郎さんという人がいて、石川県に住んでいる。ともだちのいないオレにとって、長い年月相手になってくれている数少ない知り合いだ。SH(スーパーハイスクール事業)に選ばれたときも対談相手になってくれたし、「演劇表現」の授業を始めたときも、最初の頃などは随分やることを教えてもらったもんだ。もちろんオレの書いた芝居にも役者として何度も出てもらった。オレにとっては、知り合いという以上に恩のある人だ。井口さんは、オレが一宮スタジオを作った当初から、「レパートリーシステムをやったら」とずっと言ってくれていた。

「Making of『赤い日々の記憶』」、「便所くん~男だけの世界~」、「笑ってよ ゲロ子ちゃん」、「手紙」、「笑ってよゲロ子ちゃん 殉情編リーディングバージョン」、「名古屋ー新大阪」、「た・す・け・て」、「月の光」、「リーディング 月の光」、「帰郷」、「便所くん~卒業~」

これで11作品か。ま、これくらいなら再演の価値はある。あのこんまいステージでは大人数の芝居はできないが、この11本なら出演者は1人から最大で4、5人ってとこだから、あのスタジオでも十分やれそうだ。

月替わりでこの11本を打っていけたらさぞ楽しいだろう。これをやっているうちに年に1本くらいは新作を作れるだろう。今でもそうなのだが、オレはずっと足の速い仕事ばかりしてきた。でも、そろそろね。やりたいことをやれるのなら、それ、やっとかないと。