10÷3=3・・・1。

このごろ色んなとこで喧嘩ばっかりだ。学校で、公演先で、演劇部の顧問の会議で・・・。

トシ取ったんか?トシ取って、自分が抑えられんくなったんか?きっとそうだ。あかん。もうオレも耄碌ジジイだ。サングラスかけて、ジーパン履いて、若いカッコしとるけど、やっぱり寄る年波には勝てへんのかもしれん。髪の毛にも白いもんが増えてきよったし。・・・自撮りしてみよ。パシャ。ゲッ!なんだ、この真っ白な髪は!オレ、こんななのか・・・。正真正銘のジジイじゃん。恥ずかし。いつまでも若い気になってた自分が恥ずかし。・・・おとなししよ。おとなしして、目立たんようにそおっと生きよ。ナンマンダ、ナンマンダ・・・。

なーんて思って、実はちょっと前からショボンとしていたんだ。なんのこたあねえ。オレ、若い頃からずーっとまわりとぶつかってばっかだったわ!

そうと気づいたのは、先週ブログで大学2年から6年(!)までのことを想い出したおかげだ。あの頃もたいがいだった。住んでた寮から夜逃げしたのも、寮の規則破りまくって、先輩たちに詫びの一つも入れんかったからだもん。

教員になってからも、ずっと周りに合わせられんかった。採用試験一発で受かったから、学校で教えた経験なんてまるでないわけ。なのに、管理職に文句言いに行くわ、、先輩の先生たちにも意見言うわで、まったく可愛げのない、嫌われモンの新任だったんじゃないか。

なあんだ、ずっとじゃん。ずっとオレ、周囲に馴染めんまま生きてきたんじゃん。ハハハ、なあんだ、年取ったせいじゃないじゃん。ああ良かった。よし!張り切って、また若いカッコしよ。

てなわけで、オレ、若い頃からずっと、どこいっても、何をしても、素直に馴染めなかったんだよ。

だからさ、そんなオレだからさ、ワークショップやったり、演劇やったり、本書いたりしてるんじゃないかと思うんだ。他の人のマネっこじゃあダメでしょ?オレしかやれないレッスンだったり、作れない芝居だったり、書けないものがあるから、初めて商売になるわけでさ。そういうのがなきゃあ、モノを創るなんて長くは続けられないんじゃないかとも思う。

どっかいびつな人間。スッと置かれた環境に順応できない人間。10÷3=3余り1、どうしても余り1の出ちゃう人間。そういう人間がモノを創るんじゃないか。モノ創ってさ、それで何とかかんとか、この世界の中に、自分に居ていい場所を作ってるんじゃないかとオレは思うんだよね。少なくともオレはそうだよ。