部員が消えてゆく。大会直前だ。
高校演劇の大会本番が近い。やっと台本ができた。『スローバラード』(『便所くん4』刈谷東 部活動バージョン)という長ったらしい、言い訳がましいタイトルになった。こんなタイトルになった理由はひとつ前のブログに書いた。良かった […]
高校演劇に取り組むことが難しく感じられるようになった。
陰気なタイトルだが、まずはタイトルと全然関係ない話。こっちはちょっとワクワクする話だ。 CAワークス(これ、わたしらのNPOの名前ね)が、金沢市民芸術村ドラマ工房アクションプラン 百万石演劇台合戦2024の出場団体に選ば […]
モノには記憶が宿るのかも(4)(承前)
「名前は?」少女は恐る恐る訊く。 「便所くん」便所くんは答える。 少女のアタマの中に?が一瞬浮かび、理解した。「便・所君?・・・ああ、中国の人なのね」 少女の声が少しだけ和らいで聞こえた。便所くんは思わず「そう」とウソを […]
心に届く朗読サークル、解散!
この頃便所くんの話を続けて書いていたが、今日は、これを書かないと気が済まないので、便所くんは次週に持ち越す。 今日は、オレが10年以上係わった、「心に届く朗読サークル」の解散公演があった。 10年やれば10歳トシを取る。 […]
モノには記憶が宿るのかも(3)(承前)
14年ぶりに生きた人間の気配を感じた便所君は、堪えていたものが決壊したように思わず泣き声を上げてしまった。 少女は当然ビビる。誰もいない筈の場所で、突然男の子の泣き声が聞こえたのだから。 少女は工業棟の倉庫から逃げ出そう […]
モノには記憶が宿るのかも(2)
『便所くん』はオレにとって大事な芝居だ。 2004年12月、オレは「Making of『赤い日々の記憶』という芝居で文部科学大臣賞を取った。昼間定時制高校の演劇部が60年ぶりに全国大会への出場を決めた瞬間だった。不登校経 […]
モノには記憶が宿るのかも。
今、オレは母親の遺産の別荘を売ろうとしている。場所は豊田の下山村だ。なかなか買い手がつかない。地下1階、地上2階の、パッと見は、たいへん見栄えの良い別荘だ。 売るにあたっては掃除をしなきゃならない。今は何もない状態(売れ […]
公演のお礼。「生き生きストレッチ講座」へのお誘い。
まずはお礼。5月11日・12日の春のCAワークス公演『悲劇VS喜劇』が無事終わった。来てくださった皆様、本当にありがとう。 面白かった?芝居の出来だけ言えば、1公演目より2公演目の方が良かったです。1公演目を観に来てくだ […]
演劇受難の時代。ウチのスタジオの戦略は・・・
有名どころの劇場がいくつか閉館になった(なる)と新聞のコラムに載っていました(2024、5、7毎日新聞余禄)。演劇受難の時代ですね。 ウチのスタジオは、そんな有名どころと違って、歴史もなければキャパもありません。20名も […]