県大会上演が終った。
昨日(8月9日)、刈谷東高校演劇部の県大会での上演が終わった。部員が消えたり、オレ自身が体調が悪かったりしたが、執念で上演までこぎつけた。
いっしょに執念深く、絶望せずに上演までこぎつけてくれた部員のみんなや2人の顧問の先生には、感謝してもしきれない。
NPOでいっしょにやってくれている人、昔の部員、昔からの知り合いの演劇部顧問の先生たち・・・。これまで係わってきた/今現在係わっている人たちがたくさん会場まで足を運んでくれた。暑い最中(昨日は40度!あったそうな)、最寄り駅から歩いて20分の、まわりにはなーんにもない知立市文化会館まで足を運んでくれた。来て、見てくれた。そのことだけで、有難くて胸がいっぱいになる。会場では誰にもお礼が言えなかった。この場を借りて、改めてお礼を申し上げる。本当にありがとう。
芝居に出気は・・・ここでは何も言うまい。思うところはたくさんあるが、反省したり、後悔したり、終わってから四の五の言うことを、オレは自分に禁じているし、生徒にも禁じている。ウチの生徒は基本自信がないから、すぐ反省や後悔を口にするんだ。いくら反省したって時間は巻き戻せないし、その場で提供出来たもんがすべてだ。食い物屋だってそうだろ?「ウチの料理、お出ししているのはこんなんですけど、いやホントはもっとおいしいんですよ」なんて飯屋、ないだろ?そんな店、二度と来るか、だよ。その時、提供出来たもんがすべてなんだよ、やっぱり。オレはやれるだけのことは全部やった。考えられるだけの工夫は全部した。それで提供したのがあの芝居だ。アレがウチの今の限界、アレがウチの料理なんだよ。
どうだろう?ウチの料理、じゃなかった、ウチの芝居は気に入ってもらえただろうか。
上手い=達者な芝居と、良い芝居は違う。1 上手くて良い芝居、2 上手くないけど良い芝居、3 上手くて良くない芝居、4上手くなくて良くない芝居。この4種類の芝居がある。今回の刈谷東の芝居は、上手くはないけど良い芝居だった、これがオレの自己評価だ。
あ、それから、芝居にちゃんとオレという刻印を押せていたかな。これはオレ個人としては、ものすごくホッとした点だ。モノを作っている以上、そこにそれを作ったその人固有の何か、他の人とは違う何かがはっきりと刻印されてないとダメなんだとオレは思っているから。
結果は11日にわかる。良い結果が出ると嬉しい。