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モノには記憶が宿るのかも(4)(承前)

「名前は?」少女は恐る恐る訊く。 「便所くん」便所くんは答える。 少女のアタマの中に?が一瞬浮かび、理解した。「便・所君?・・・ああ、中国の人なのね」 少女の声が少しだけ和らいで聞こえた。便所くんは思わず「そう」とウソを […]

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歯を抜いた。

歯を抜いた。昨日から急に歯茎が腫れた。右上一番奥。痛くて仕方なくて、朝、急に清水に連絡を入れて、演劇トレーニングジムを休ませてもらった。 清水、ホントにごめん。お客さんもホントにごめんなさい。 いつも行く歯医者に電話して […]

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心に届く朗読サークル、解散!

この頃便所くんの話を続けて書いていたが、今日は、これを書かないと気が済まないので、便所くんは次週に持ち越す。 今日は、オレが10年以上係わった、「心に届く朗読サークル」の解散公演があった。 10年やれば10歳トシを取る。 […]

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モノには記憶が宿るのかも(3)(承前)

14年ぶりに生きた人間の気配を感じた便所君は、堪えていたものが決壊したように思わず泣き声を上げてしまった。 少女は当然ビビる。誰もいない筈の場所で、突然男の子の泣き声が聞こえたのだから。 少女は工業棟の倉庫から逃げ出そう […]

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モノには記憶が宿るのかも(2)

『便所くん』はオレにとって大事な芝居だ。 2004年12月、オレは「Making of『赤い日々の記憶』という芝居で文部科学大臣賞を取った。昼間定時制高校の演劇部が60年ぶりに全国大会への出場を決めた瞬間だった。不登校経 […]

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