7月10日(水)

今日は演出の実践編。講師は森川さん。参加者は4人。

最初に、森川さんが顧問をしている高校演劇部での演出のつけ方についての紹介。その演劇部では部員間で意見を出しあって実際に演じてみることを繰り返して演出を決めていくとのこと。今回は、その方法を全員で試してみる。

実際に演じる前の準備運動として写真を撮るワークを開始。次々と与えられるテーマに相応しいポーズを1人ずつ順番に足していきその場面を完成させる。前の人のポーズを見て瞬時に自分のポーズを決める必要があるので、そのことに気を取られ、見え方などを考える余裕が全くない。演者と演出者は違う視点が必要なんだと実感。

休憩の後は贋作マクベスの一節を使った実践編。最初は4人で読み合わせ。ずいぶん古い作品なので、台本に書かれている固有名詞が若い参加者には通じない。実際に演じてみる際には、最近の情報に変えてやってみた。繰り返し演じる中で、一人ひとりの普段の様子や関係性などを話し合い、ライブ感が感じられるようになっていた。役づくりという点では話し合いは有効かもしれない。

ただ、客席からの見え方とか、観客の目線誘導という点では、1人の責任者が考えて決めるべきかなと思った。

次回は7月24日(水)19時から、【実習】装置の作り方。講師はC,A,ワークス甲村です。いろいろな要素を体験でいる箱馬作りを通して、安全な作業手順も学びます。

みなさん、奮ってご参加を。

甲村敬司